日本縦断鉄道紀行 2日目

8月20日、6:26分特急スーパーおおぞらに乗り釧路駅を出発した。2日目は北海道を出て東北は秋田へと向かう。

天気は前日同様に曇り、霧も出ていた。列車の車内指定席は8割ほど埋まっていた。車窓はあまりよくなく前日も到着がかなり遅かったため釧路を出てすぐに眠ってしまった。時々時間を確認するために起きたが、信号場がかなり多い印象だった。後からネットで検索してみたがそれは間違いではなく、根室本線、石勝線は特に信号場が多い路線だった。

列車の中ではほとんど眠っていたので、感覚的にはすぐに乗り換えの南千歳に到着した。10:13分のことだった。南千歳駅はこれから通る千歳線や隣には新千歳空港駅もあるため、本数も多く、昼前だったが人もそこそこいた。ここでは特にできることもなかったので列車で食べる弁当を購入した。

11:15分、私は特急スーパー北斗に乗車した。さすが大動脈、車内はほぼ満席。自由席もかなりの混雑率だっただろう。札幌から函館の区間は何度か乗車したことがあるが毎回こんな感じだ。

乗車してしばらく、昼になったころ、私は先ほど購入しておいた弁当をいただくことにした。弁当はまたもや海鮮系。前回、海鮮は飽きたというようなことを書いた気がするが、つい海鮮にしてしまった。ここは北海道だもの仕方がないということにしておこう。やはり列車の中だと駅弁がうまい。時々駅弁フェアなるものが解されていて駅弁を購入して家で食べることがあるが、あまりおいしいとは感じない。駅弁というのは列車の中で食べるからおいしいのだ。

昼食の駅弁。卵焼きの下に海鮮が入っている。

ここで少し自慢話をしようと思う。旅行とは全く関係ないので飛ばしてもらっても構わない。先ほどこの区間は何度か乗車したと書いたが、その時に乗車した列車の話だ。この区間、半分ほどは今回も乗車したスーパー北斗だが、残りは夜行列車で通った。といっても、小学生のころはなかなかの鉄道好きだった。なのでそのときに乗車したのだ。

まずはカシオペア。一度は聞いたことがある列車名だろう。2015年に惜しくも引退した列車だ。全車A寝台という何とも豪華な列車だった。乗車したのはかなり前のことだったのでよくは覚えていないが、サービスを含めて豪華だったのは覚えている。

そしてトワイライトエクスプレス。この列車も2015年に引退した列車だ。列車の外観が深い緑でおしゃれな見た目。そして、昼過ぎに駅を出たのに降りるのは次の日の昼という面白い列車だった。

最後にはまなす。これはかなりマニアックな部類に入るだろう。この列車は夜行急行という部類に入る。これも2016年に廃止となった。はまなすは、JR最後の定期急行であり、最後の定期客車列車であり、最後の青函トンネルを通過する定期夜行であった。カーペット車があったり、二段寝台があったり、座席車があったりと面白い列車だった。

急行はまなす

さて、話を戻そう。14:12分、列車は新函館北斗に到着した。ここからは北海道新幹線に乗車する。久々の電車だ。14;48分、はやぶさに乗車し、いよいよ北海道を出て、本州に入る。ここでは特に書くことはない。なんせトンネルばかりなのだ。

15:50分、新青森に到着した。あっという間だった。ここからは奥羽本線に乗り換え本日の目的地、秋田へと向かう。次で本日最後の列車だ。

16:04分、特急つがるに乗車した。ここから秋田までは2時間半ほどだ。

発車してしばらく、車窓には田んぼが広がっていた。この景色を見ると本州に入ったということとともに今、東北地方にいるということを感じさせられる。北海道の広大な景色も良いが、山や海などに囲まれたこの景色も良い。

つがる車内より

列車は順調に進み、終着秋田に到着した。ホテルのチェックインを済ませ、私は晩御飯を食べることにした。秋田というときりたんぽが浮かぶが今は8月、米の時期はまだ先だ。なので私はこちらも名物、稲庭うどんをいただくことにした。稲庭うどんは平べったい麺が特徴だ。食感はつるっとなめらかで大変美味であった。

稲庭うどん

2日目はここまで。3日目に続く。

日本縦断鉄道紀行 1日目

8月19日、私は北海道稚内市にいた。これから私はJR最南端駅西大山へとむけて出発する。

稚内駅にて

6時38分、特急サロベツ2号は定刻通り旭川へ向けてJR最北端稚内駅を発車した。天気は曇り、気温は少し肌寒いくらいだ。

サロベツ号車内より

稚内を出てしばらく、車窓には広大な北海道の大地が広がっていた。どこまでも広がる畑や草原はこれぞ、と強く感じさせられた。まさに今回の紀行の始まりにふさわしい景色だった。

10時19分、列車は定刻通り旭川駅に到着。ここから私は網走方面へと向かうが列車は2時間半後、ここで少し早い昼食をとることにした。旭川といえば旭川ラーメンだ。旭川ラーメンの名店「青葉」に向かう。店についたのは11時半ごろだったがそのこじんまりとした中にはたくさんの客がいた。私は定番の正油(ここでは醤油ではなく正油と書く)ラーメンをいただく。味はしっかりとした正油の香りが麺によく絡んでいてそしてどこか懐かしい味だった。また、おいしいというのはもちろんだが、店員さんの温かさがとても良かった。ぜひまた来たいと思えた。

正油ラーメン

ラーメンで腹を満たし、駅へと戻るとホームには大雪1号が入線していた。私はこれに乗り、終点網走へと向かう。

列車は定刻通りに旭川駅を発車。指定席は半分ほど埋まっていた。列車はゆっくり、ゆっくりと石狩川、そして湧別川に沿って網走駅へと走っていった。途中、遠軽駅では列車の進行方向が変わるいわゆるスイッチバックをする。駅に到着すると乗客は一斉に座席を180度回転させる。この景色はなかなかに珍しいのではないだろうか。

進行方向を変えて列車は網走へと再び走り始めた。相変わらずゆっくり、ゆっくりと。

1635分、列車は定刻通り終点網走駅に到着。この日はさらにこの先釧路へと向かう。しかし、ここでもまた2時間ほどの乗り換え時間がある。旭川では昼食を食べたが、今回は夕食には早すぎる。かといって観光するにも時間が遅すぎる。しばらく迷ったが私は少し外を歩いてみることにした。なんせここまでほとんどの時間を座って過ごしていたので少し体を動かしたかった。少しずつ茜色にそまってゆく空の下、少し冷たい海風を浴びながら近くの川を海へと歩く。街は静かで穏やかだった。海は少し離れていたので途中までしか行かなかったが、丁度よい気分転換になった。

日も沈んだ1852分、1両編成の普通釧路行きはたくさんの高校生を乗せて釧路へ向けて動き出した。車内は川を歩いたときのさみしさとは対照的な明るさに包まれていた。そんな列車は途中、知床斜里駅に着くと高校生は一斉に下車し車内は閑散とした。残った乗客は私ともうひとりだけになってしまった。しばらくして私は網走駅で購入した駅弁と列車の窓を開けた。列車に入ってくる冷たい風を浴びながらいただく駅弁は格別のおいしさだ。

少ない乗客と北海道の夜の冷たい空気を乗せた列車は終着、釧路駅に到着した。22時15分のことだった。ホームには乗ってきた列車だけ。この日この駅を出る列車はもう無い。特急の入ることのできるホームに1両のキハ。この光景に寂しさを感じた。いわゆる「エモい」というやつだ。

駅を出るとオレンジ色の街灯が並んでいた。これだけで釧路についたのだと感じさせられた。

釧路川に映る街灯

1日目はここで終わり。2日目へと続く。

初投稿

はじめましての方ははじめまして。奏楽です。今回は初投稿ということでベタに自己紹介を書きたいと思います。

簡単なプロフィール

名前は奏楽と書いてそらと読みます。バンド「Trioneer」でギターとキーボード、そして作編曲を担当しています。趣味は、音楽以外には写真や旅行、料理があります。(料理は自信あり)

ひとこと

文章を書くのは慣れていないので拙いところはありますが、よろしくお願いします。そして、おそらく堅い文章はこれで最後になると思います。あと、バンド「Trioneer」の方もよろしくお願いします。